北海道(札幌・旭川・帯広・北見・釧路・函館)の読影・放射線画像診断サービス
放射線科の専門医不足を解消するMITTの読影サービス、専門医の所見で安心診断!
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私たちは起業の段階で、地域医療への十分な放射線読影サービスの提供には少ない放射線科診断医のヒューマンリソースの有効活用が必要と考えました。
またその解決方法には遠隔読影しかないと結論しました。
しかしながら、前述の通り遠隔読影にはいくつかの改善する問題がありました。
高い導入コストと高いランニングコストです。
私たちは遠隔読影のメリットを保ちつつ導入コスト/ランニングコストを減らす方法を模索しました。
下記ポイントに着目して自社遠隔読影サーバーを開発しました。
当社では技術開発により、1施設につき5〜10万円程度の低い初期導入コストで遠隔読影システムの導入を可能にしました。
A.廉価な PC サーバーの使用
B.オープンソースソフトウェアの使用によるコストダウン
C.自社開発ソフトによるコストダウン
■低価格でセキュリティの高い回線網について
遠隔画像診断では患者様の個人情報を取り扱う上で高いセキュリティが必要です。
私たちは十分な暗号化の上でもインターネットによる通信網では信頼性が十分ではないと結論して、通信網としてIXVPN/SSLVPNは候補から外し、IPVPNによる閉鎖網でのネットワークを選択しました。
IPVPNサービスの候補を抽出し、最も広範囲に廉価に導入出来る通信サービスについて考察した結果NTTのIPVPN サービス、 VPNワイドを通信網として選択しました。
VPNワイドではインターネットを介さず、読影依頼元施設と読影センターを直結する閉鎖網を形成します。このサービス/技術により広域で廉価な通信網を可能にしました。
■読影作業の業務改善について
『画像閲覧の高速化』『レポート作成の高速化』について業務改善に取り組みました。その結果、読影料金の低価格化のみならず、より多くの読影可能件数の確保を実現しました。
コストの問題の解決に伴い従来遠隔読影の導入が難しかった小量の読影検査依頼の病院でも十分に遠隔読影が可能な価格帯を実現しました。
『画像閲覧の高速化』
画像閲覧の高速化は診断医先生の読影作業に直結する効率化のために必要な技術です。
低速回線でも高速画像閲覧が可能なシステムの開発について考案しました。
サーバー/クライアント間での高圧縮通信技術を開発しました。
読影作業前に読影医端末に必要な画像をロードし且つアプリケーションに高速に提供する技術の開発に取り組みました。
診断医は1秒の待ち時間もなく即時に読影が始められることを可能にしました。
私たちはAJAXという技術を用い、高いリアルタイム性を得つつ動的な画像をロードを出来る技術を開発しました。
この技術により高速画像閲覧システム/動的最適化画像閲覧システムを解決しました。
これらの技術群は2006年の北米放射線学会(世界で一番大きな放射線科の学会です)にて優秀賞を受賞しました。
>>>受賞内容はこちら(PDF:4.0MB)
『レポート作成の高速化について業務改善に取り組み』
従来読影レポートの作成は診断医によるキーボード入力が一般的でしたが、キーボード入力には入力速度に限界があり、また診断医先生の校正作業による時間的損失が業務効率の悪化に繋がっていると私たちは考えました。
医療クラーク/音声認識ソフトウェア/トランスクライバーを併用で導入し、レポート作成効率の改善化を進めました。
これらのレポート作成体制の改善化によって、診断医はより多くの時間を画像閲覧と所見の検出に使用出来るようになりました。